2030年にはゲームで認知症予防!? 最新ゲームにはまる79歳男性も話題に

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今年4月24日に開催されたゲームのイベント「OGC2015」で、将来、ゲームと認知症予防が結びつく時代が来るという展望が示されました。「ゲームが認知症予防に応用される」という論点を特別トークセッションの中で披露したのは、角川ゲームズ社長でフロム・ソフトウェア会長の安田善巳氏。

同氏によれば、2030年はスマートフォンが普及し、直観的に楽しめるゲームがより身近になってるだろうといいます。そうした状況の中、ゲームはとくに教育と医療の分野で新たな役割を獲得すると予想されます。とりわけ、ゲームが持っている「直感的に楽しく遊べる」「集中力や持続力を発揮する」という性質は認知症の予防につながるものとして期待されています。

研究で分かった「高齢者の脳を活性化する」働き

ゲームが高齢者の脳にどのような働きをするのかについては、すでに研究が行われています。米カリフォルニア大学サンフランシスコ校のアダム・ガザレイ博士らによる研究は、英科学誌「ネイチャー」2013年9月5日号に掲載され話題となりました。

この研究では独自に開発された3Dカーレースゲームを高齢者にプレイしてもらい、その影響を調べました。このゲームでは、運転中に画面上に表示される何種類ものサインに反応して、素早く対処しなければなりません。車の運転と、運転とは直接関係ない事柄という、複数の要求を同時に満たす必要があります。研究の要点は、同時に複数のことがらを処理する「マルチタスク能力」がどのように作用するかを確かめることです。

実験に参加した60~85歳の46人は4週間かけて計12時間ゲームをプレイ、その後、注意力や集中力を測定したところ、なんと20歳よりも優秀な成績だったと報告されています。その効果は、半年後も続いていたといいます。この研究で扱われたゲームは、前述の安田氏の言う、「直感的」「集中力や持続力を発揮」という要件を含んでいたといえるでしょう。加えて、マルチタスク能力という高度な要求も課せられている点が興味深いところです。

「ダークソウル2」にはまる79歳男性が海外で話題に!

もうひとつ、高齢者とゲームに関するトピックを紹介しましょう。これは、日本で放送されたテレビ番組が海外に紹介されて話題になったケースです。79歳の理容師・加三清さんの一番の楽しみはゲーム。中でも熱中しているのが最新ゲーム「ダークソウル2」です。

このゲームは、高度な操作技術を持ったいわゆる「ゲーマー」の間でも難しすぎるといわれているものです。戦闘における反射神経はもちろん、戦いを有利に進めるための戦術が求められます。加三さんは、敵を上手くおびきだして倒すことを得意としているようです。

加齢によって最初に委縮する前頭葉は自発性や感情に関わる部位です。物事への積極的に挑戦や、成功したときの感動は前頭葉を刺激し、脳を若々しく保つと考えられます。難しいとされるゲームであればなおさらのこと、戦術を練る醍醐味や成功したときの達成感も大きくなるでしょう。加三さんは日々ゲームを行うことで大いに脳を刺激しているのかもしれませんね。

海外の反応のほとんどは、高齢になっても意欲を失わないことに対するリスペクトを示すものでした。ゲームやアニメは日本が世界に誇る分野でもあります。79歳で、難しさで知られる「ダークソウル2」をプレイする姿は「さすがは日本」と思わせるものだったに違いありません。2030年に、本当にゲームで認知症が減る世の中になっていたらいいですね。

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