女性のアルコール依存症に注意! アラフォー女性の「キッチンドランカー」リスクとは?

日本人の飲酒の量は増えているのでしょうか、減っているのでしょうか? ここ数年の傾向を見ると、男性が減少か横ばい状態なのに対して、女性は増加傾向にあります。年代別、男女別でどのような飲酒の傾向があるのかを見ると、特に飲酒の量が増えている層が浮かび上がります。統計データを見てみることにしましょう。

男女で異なる飲酒の増減

「平成26年国民健康・栄養調査」はランダムに選んだ約6000世帯、約1万8000人を調査し、身長・体重から、食生活、運動習慣、飲酒、喫煙、歯の健康までをまとめたものです。この中で飲酒の項目を見ると、男女に違いがあることが分かります。

《飲酒習慣のある人の割合》
・20歳以上男性:
平成20年……35.9%
平成23年……35.1%
平成26年……34.6%

・20歳以上女性:
平成20年……6.4%
平成23年……7.7%
平成26年……8.2%

このように飲酒習慣のある人の割合が高いのは男性ですが、近年の傾向を見ると男性は横ばいかやや減少しているのに対して、女性は増加していました。

飲酒による健康リスクが心配される人の割合は?

厚生労働省は、1日当たりの純アルコール摂取量が男性で40g、女性で20gを超えている人を「生活習慣病のリスクを高める量を飲酒している者」と定義しています。該当する人の割合を見ると、20~29歳では男女ともに、70歳以上を除く全ての年齢層よりも低い割合となりました。特に男性の減少傾向が顕著でした。また、女性では、40~49歳の割合が全年齢層の中で最も高くなっており、なおかつ増加傾向にありました。

《生活習慣病のリスクを高める量を飲酒する人》
・20~29歳男性
平成22年……11.3
平成24年……8.2
平成26年……7.7

・20~29歳女性
平成22年……6.9
平成24年……5.2
平成26年……5.9

・40~49歳女性
平成22年……13.3
平成24年……13.4
平成26年……16.9

女性の中で、生活習慣病のリスクを高める量を飲酒する人の割合が高い40~49歳は、ちょうどキッチンドランカーになりやすい年齢層に重なります。

アラフォー女性は「キッチンドランカー」になりやすい!?

キッチンドランカーとは、料理で使うお酒がきっかけで飲酒を始め、次第に飲酒の量が増えていってアルコール依存上になってしまう女性のことを指します。少しステレオタイプなイメージにはなりますが、この年代は子育てもひと段落し、一方で、夫の仕事が最も忙しくなるタイミングでもあります。子供にも夫にも苦労させられることが少なくなる半面、趣味などがない人は時間を持て余してしまいます。このときお酒を覚えるとのめり込んでしまうようです。

人によっては更年期を迎える年齢でもあり、身体的にもアルコールの影響を受けやすくなります。もともと女性は男性に比べてアルコールの影響を受けやすいとされています。男性に比べて体重が軽く、血液の総量も少ない女性の場合、肝臓で処理できるアルコールの量も少な目です。飲酒を続けた場合、女性は男性よりも短い期間でアルコール依存症に陥ってしまうそうです。また、アルコールの飲み過ぎで脂肪肝になると、肝炎を経てやがて肝硬変に発展しますが、女性は男性の3分の2程の期間で肝硬変に至るといわれています。

アルコールの摂取量は女性においては増加傾向にあります。なかでも多いのは、ここで見たように40~49歳の女性です。時間に余裕があり、「誰にも知られずに一人で飲める」環境の人はキッチンドランカーにならないように注意したいですね。

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