チャンバラトリオ・山根伸介さん死去…肝臓がんの原因はお酒じゃない!? 9割はウイルスが原因!

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元「チャンバラトリオ」のリーダー・山根伸介さんは11月14日、肝臓がんのため京都市内の病院で亡くなられました。肝臓がんというと「お酒で肝臓を悪くした」というイメージがあるかも知れませんが、割合としては圧倒的にウイルスを原因とするケースが多いのが実情です。

肝炎→肝硬変→肝臓がんの順に悪化

肝臓がんの大きな特徴は、発症までのプロセスに順序があることです。肝炎→肝硬変→肝臓がんの順に進行していきます。

お酒の飲みすぎや肥満によって肝臓に炎症が起きると「肝炎」を発症します。後にふれるように肝炎の最も多い原因はB型肝炎ウイルスやC型肝炎ウイルスへの感染によるものです。肝炎が慢性化すると肝臓の細胞が死滅して肝機能が低下してしまいます。

肝炎の状態が続き、肝臓のダメージが大きくなると肝臓の細胞が固くなる「肝硬変」を発症します。肝硬変にはお腹に水がたまる腹水や、眼や肌が黄色になる黄疸といった症状があります。肝硬変がさらに悪化すると肝臓がんを発症します。

肝臓がんの9割はウイルスが原因

日本における肝臓がんの発症の内、約9割が肝炎ウイルスによるものといわれています。肝炎ウイルスには、A型、B型、C型、D型、E型があり、引き起こされる症状はウイルスの型によって異なります。基本的にはA型、B型、E型は急性肝炎を引き起こし、B型、C型は慢性肝炎を引き起こすとされています。肝臓がんに発展するのは、慢性肝炎を引き起こすB型とC型です。なお、近年、臓器移植などの特殊なケースでは免疫力の低下に伴い、E型も慢性肝炎を引き起こすことが報告されていますが、詳しいメカニズムについては分かっていません。

肝臓がんの原因として圧倒的に多いのはB型肝炎ウイルス、またはC型肝炎ウイルスに数十年感染し続ける「持続感染」です。肝臓がん全体の中に占める割合は、B型肝炎ウイルスが約2割弱、C型肝炎ウイルスが約7割となっています。飲酒によって引き起こされる肝臓がんも、肝炎ウイルスへの感染を背景としていることが多いといいます。

肝炎ウイルス感染者の高齢化が進む

持続感染に至るB型肝炎ウイルスへの感染は、そのほとんどが母子間感染によるものです。C型肝炎ウイルスに関しては、輸血や血液製剤による感染が大多数です。いずれも国による対策によって、若い人の新たな感染はほとんどなくなっているといいます。肝炎ウイルス感染者の高齢化が進んでいます。

肝炎には症状がほとんどないため、肝炎ウイルスに感染していることに長年気づかず、癌を発症しやすい年齢に達しているケースが考えられます。肝臓がんを発症するリスクが高いのはこうした人たちです。現在では、肝炎ウイルスによって引き起こされる肝炎は薬によって抑えることができ、適切にコントロールを続けることができれば、肝炎→肝硬変→肝臓がんという一連の流れを止めたり、遅らせたりすることが可能です。

肝臓は病気になってもほとんど症状が現れない「沈黙の臓器」といわれています。一方で、ほとんどが肝炎ウイルスを原因とする肝臓がんは「予防できる癌」ともいわれています。検査によって感染の有無を確認しているかどうかが結果を大きく左右することになります。日本でB型またはC型肝炎ウイルスに感染している人の数は210~280万人とされ、9割以上が40歳以上となっています。肝炎ウイルスへの感染は調べるのは血液検査です。採血は短時間で済み、数週間で結果が出ます。負担の大きい検査ではないので、一度受けておくことをお勧めします。

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