川村ひかる 帝王切開 & 早産で脳動脈瘤回避!?

川村ひかる 帝王切開で無事出産

タレントの川村ひかるさんが10月14日、第1子を無事出産しました。

川村ひかるさんは、

予定日より3週間も早い出産となりましたが、主治医の先生のご判断のもと無事に新しい家族を迎えることができました!

と述べているということです。

帝王切開、しかも出産予定日を前倒しにしての出産は「臍帯卵膜付着」が原因だったといいます。お腹の赤ちゃんが成長して大きくなるとへその緒を圧迫してしまう危険があったとのこと。

ところで川村ひかるさんといえば脳動脈瘤が見つかったことでも知られていますよね。昨年の女性自身の取材で「命がけでも子供産みたい」とコメントしていました。この命がけという言葉が文字通りの意味を持つのは、脳動脈瘤は出産時に破裂のリスクが高まるからです。結果として、そうした非常事態が起きることもなく、無事出産となって本当によかったと思います。

川村ひかるさんの場合は、あくまでも臍帯卵膜付着が見つかったためでしたが、予定日前の帝王切開は脳動脈瘤のリスク軽減にも有効な方法です。結果的に非常に良い選択となったのではないでしょうか。以下は、川村ひかるさんがまだ出産していない、妊娠6カ月時点での投稿です。こちらをご覧いただくと、予定日前の帝王切開が、いかに適切な選択だったのかがお分かりいただけると思います。

川村ひかる 脳動脈瘤による重篤な合併症リスクとは?

脳動脈瘤を伴う妊娠・出産についての症例報告によれば※、妊娠中のくも膜下出血は稀ではあるが重篤な合併症で母体死亡の原因になるとしています。発生頻度は2000~10000例に1例の割合。発生時期としては妊娠中期から後期にかけて多くなるそうです。川村さんはちょうど妊娠中期を終えようとしているところ(記事投稿時点)。脳動脈瘤の程度にもよるものの、「命がけ」という表現は決して大げさなものではありません。

気になるのは対処法です。主な選択肢には次のものがあります。
・経過観察を続け、出産後に脳外科手術を行う(手術の緊急性がない場合)
・先に母体の脳外科手術を行い、その後妊娠を継続する(胎児の発育が不十分な場合)
・脳外科手術と産科処置を同時に行う(既にくも膜下出血が起きている場合)

脳動脈瘤の手術に緊急性がなければ経過観察とし、出産の後に1カ月ほどあけて脳外科手術を行います。また、経過観察後に出産し、その後も手術の必要がなければ経過観察を続けます。脳外科手術と産科処置を同時に行うには胎児が十分に発育し胎外生活が可能なことが条件となります。

※参考:脳動脈瘤を合併した妊婦の帝王切開術とクリッピング術の麻酔経験(日臨麻会誌Vol.18、1998年)

川村ひかる 予定日前の帝王切開術がリスク回避につながる理由

川村さんの脳動脈瘤に手術の緊急性はないと思われます。従って、経過観察を続けながら出産の流れになるのではないでしょうか。ただ、緊急性はないとはいえ、妊娠中に脳動脈瘤が破裂しないとも限りません。リスクを回避または軽減する方法はあるのでしょうか。

前述の症例報告によれば、予定日前に帝王切開術を行うことで、陣痛・分娩による血圧上昇に伴う脳動脈瘤の破裂を避けたとしています。

これまでの報道によれば川村さんの脳動脈瘤は小さいそうなので、経過観察が基本となるでしょう。予定日前の帝王切開術でリスクを軽減する選択肢もあります。そして、これから妊娠後期に入っていくので胎児は胎外生活が可能な段階と思われます。(考えたくないことですが)万が一、くも膜下出血が起きてしまったら、脳外科手術と産科処置を同時に行うという選択肢もあります。妊娠中のくも膜下出血の割合は2000~10000例に1例程度と非常に低いものの、文字通り「命がけ」という側面があることは否定できません。母子ともに健康で無事出産を終えてくれることを願いましょう。

さて、以上が妊娠6か月時点の投稿になります。幸い、妊娠中に大事にいたることもなく、出産も成功しています。川村ひかるさんが命をかけた、待望のお子さんです。すくすくと育ってくれることを願いましょう。

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