ビートたけしさん、「反抗」でアンチエイジング、一方、医学的な「若さ」の指標は?

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ビートたけしさんが「アンチエイジング大賞」に選ばれました。年齢を重ねても輝き続ける著名人に贈られるこの賞、若さの秘訣についてご本人は、「友達、家族、社会に反抗し続けるのが一番」と答えたそうです。歳をとれば誰だって安定を求めます。一定の地位を築いた人であれば尚更です。しかし、こと「若さ」に関しては、こうした安定志向はよくないようです。

今回のアンチエイジング大賞では、その活動や社会的影響が評価対象になったのでしょう。決して、医学的な指標によって「若さ」を診断したわけではありません。しかし、仮に医学的指標で診断したとしても、たけしさんは、まずますのアンチエイジングの数値をたたき出したと予想しますが、いかがでしょうか。

老化度をチェックする「抗加齢ドック」

アンチエイジングを学術的な観点で追及する学会に日本抗加齢医学会があります。当学会によれば、「若さ」とは、筋肉年齢、血管年齢、神経年齢、ホルモン年齢、骨年齢を総合的に見て判断するものなのだそうです。

生活習慣病から脳卒中や心筋梗塞、さらには癌などさまざまな疾患リスクを調べる検査に人間ドックがありますが、「若さ」、つまり「老化度」も検査の対象となります。老化度を専門に検査する人間ドックが、抗加齢(アンチエイジング)ドックです。

抗加齢ドックでは、血管、ホルモンレベル、感覚器の老化、活性酸素と抗酸化能力のバランスといった、加齢によって生じる変化をとらえることで老化度を診断します。どの部分の老化が進んでいるのかが分かれば、栄養面をはじめ生活上の指導もより適切に行うことができます。

検査では、血液の中にあり、臓器等の老化を判定できる生体マーカーを測定します。その結果をもとに診断し、将来、重病につながるかもしれない生活習慣病の危険因子が見つかれば予防と早期治療を開始します。

アンチエイジングに役立つ栄養素は?

医学的に老化度を判定するときには、次に挙げる項目を調べます。また、それぞれの項目は食品に含まれる栄養素やサプリメントを適切に摂取することで、老化を防ぐことができると考えられます。項目別に有効な栄養素をチェックしておきましょう。

・神経年齢……いちょう葉エキス、ホスファチジルセリンプロアントシアニジン

・血管年齢……DHA、糖転移ヘスペリジン、カテキン

・骨年齢……カルシウム、マグネシウム、ビタミンD、亜鉛、ビタミンK

・ホルモン年齢(女性)……イソフラボン

・ホルモン年齢(男性)……マカエキス、アシュワガンダエキス、亜鉛リコピン

・筋年齢……分岐鎖アミノ酸(ロイシン・バリン・イソロイシン)、グルタミン、カルニチン、オルニチン

医学的に見た自分の年齢を知りたいという人は、「抗加齢ドック」を向けてみてはいかがでしょう。検査を受けない場合でも、ここで見た検査項目を知っていれば、日常生活の中でのアンチエイジングの実践に役立つのではないでしょうか。

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