手足口病、ヘルパンギーナが「髄膜炎」に発展!?

髄膜炎とは、脳や脊髄を保護している髄膜に炎症が起き、頭痛、嘔吐、発熱、さらには意識障害を起こすこともある病気です。比較的軽い夏かぜと見なされている手足口病やヘルパンギーナが悪化して髄膜炎になることもあります。

手足口病とヘルパンギーナ

手足口病とヘルパンギーナは、腸管ウイルスとも呼ばれる「エンテロウイルス」が引き起こす夏かぜです。エンテロウイルスは飛沫感染や経口感染によって感染し、腸管に入ると増殖します。夏かぜの症状がなくなった後も、1か月程度は便からウイルスが排泄され続けています。子どもが夏かぜにかかると家族に感染しやすいのはそのためです。

手足口病は手、足、口に発疹ができるのが特徴です。発熱を伴いますが、ほとんどは微熱程度で収まります。ヘルパンギーナは40度近い熱が出ることもあります。のどの痛みが強くなる傾向がありますが、長くは続かず、3~4日程度で回復します。どちらも怖い病気ではありません。ただし、原因となるエンテロウイルスは「無菌性髄膜炎」を引き起こすことがあるので注意が必要です。「たかが夏かぜと甘く見ていたら悪化して入院」という可能性もあります。

無菌性髄膜炎と細菌性髄膜炎

無菌性髄膜炎の症状は夏かぜと似ていますが、頭痛や嘔吐が酷くなります。無菌性髄膜炎には特効薬がないため、頭痛、嘔吐、熱、下痢等への対処療法を行いながら回復を待ちます。髄膜炎には無菌性髄膜炎のほかに、細菌性髄膜炎があります。細菌性髄膜炎はヒブ菌や肺炎球菌といった細菌が引き起こす髄膜炎です。入院して2~3週間の間、抗生物質の投与を続ける必要があります。夏かぜにかかってしまったとき、症状が軽いからといって無理をするのは禁物です。過労やストレスによって免疫力が落ちた状態でウイルスや細菌に感染すると、思いがけず重症化を招くことがあります。

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