大山のぶ代さん夫「尿管がん」 生存率、膀胱がんとの違いは?

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認知症となった大山のぶ代さんの夫、俳優の砂川啓介さんが尿管がんであることを明かしました。砂川さんはのぶ代さんの介護を続けてきましたが、自身が尿管がんとなったことで治療に専念する必要から、のぶ代さんを老人ホームに入居させました。幸いなことに、のぶ代さんは「お友達もできて元気にやっています」とのこと。砂川さんの尿管がんは、がんの中でも珍しいタイプ。がんが浅いところにとどまる表在がんでは100%近い生存率となりますが、浸潤がんになると予後が悪くなります。

膀胱がんと尿管がんとの違い

尿管は、腎臓で作られた尿を膀胱に運ぶ管のこと。腎臓側には「腎盂」という部位があり、ここから尿管につながっています。腎盂と尿管をひとまとめにして「腎盂尿管がん」または「上部尿路がん」とも呼ばれます。解剖的にも近い位置にできる膀胱がんと尿管がんはしばしば比較されますが、ポイントを整理すると次のようになります。

<共通点>
・最も多い症状に血尿がある
・喫煙が発症リスクを高める
・ベンジジンなどの顔料(芳香族アミン類)が発がん物質となる

<相違点>
・腎盂尿管がんは膀胱がんの約20分の1の発生率
・膀胱がん治療後、約2~4%に腎盂尿管がんが発生
・腎盂尿管がん治療後、約30~50%に膀胱がんが発生

腎盂尿管がんの5年生存率

米国でまとめられた腎盂尿管がんの5年生存率は次のようになります(四国がんセンターHPより)。

0期……94%
1期……91%
2期……75%
3期……54%
4期……12%(手術症例のみ)

3期から生存率が大きく低下しますが、これは3期以降ではがんが筋層をこえて広がっているためです。また、4期になるとリンパ節転移や遠隔転移が認められます。

腎盂尿管がんは膀胱内再発が多いのが特徴です。治療後も再発を発見するための定期的な検査が必要となります。尿管がんの治療を始めた砂川さんの通院はしばらくは続きそうです。まず、ご自身の体の回復を第一に考え、のぶ代さんの介護は専門家にまかせるのが良いのかもしれませんね。

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