小林まさひろ 大腸がんで腹膜に20個腫瘍…腹膜播種って?

cancer

ザ・ハンダースの元メンバー・小林まさひろさんが6月22日、大腸がんのため亡くなられました。小林さんは大腸がんが発見された時点で末期がんだったため、治癒を目的とする治療というよりも、苦痛を和らげることを目的とした緩和治療を行うためにホスピスに入院していました。治癒が見込めない理由のひとつに、進行した大腸がんに特有の「腹膜播種」という転移があったと思われます。

発見の時点で末期の大腸がん

小林さんの大腸がんは発見された時点で命にかかわるほど進行しており、医師からは余命3カ月を伝えられていたそうです。昨年4月の検査では、肺に25個、腹膜に20個の腫瘍が見つかったといわれています。このうち、腹膜の腫瘍は「腹膜播種」という特殊な転移の仕方をするもので、進行した大腸がんの特徴となっています。

予後が悪い腹膜播種

がんの転移は一般的には血管やリンパ管を通ってがん細胞が移動して起きるものです。しかし、大腸がんの場合は、腫瘍が腸の壁を突き破って腹膜に達し、臓器を包み込む腹膜を通じてがん細胞が散らばる腹膜播種という転移が生じることがあります。

あたかも種をまいたかのようにして広がるために腹膜播種という名前がつけられています。名前からもわかるように非常に多くのがん細胞が散らばって転移を起こすので、腫瘍の数は非常に多く、手術ですべてを取り除くことは困難です。腹部に違和感を感じ、腹水がたまるなどの症状あがります。

腹膜播種が見つかった場合、2年間生きられる人は約半数だそうです。このように困難な状況に置かれても、最期までお母さまを大切にされていたという小林さんのご冥福をお祈りいたします。

オリ安達を苦しめる潰瘍性大腸炎、大腸がんリスクについて知っておきたいこと

北の湖理事長の死因となった直腸がんで、「人工肛門」の割合はこんなにも減っていた!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です