はんにゃ川島「腎臓がんを早期発見」 生存率を上げる腹部超音波検査

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お笑いコンビ「はんにゃ」の川島章良さんが腎臓がんを早期発見し、手術を受けていたことを告白しました(4月4日、テレビ朝日「しくじり先生 俺みたいになるな!!」)。

川島さんは症状があって検査を受けたのではなく、健康診断を受けた際に見つかったそうです。これは、重大な疾患が偶然見つかるラッキーなケースといえますが、腎臓がんに関しては決してめずらしいことではないそうです。

健康診断での発見に適した腎臓がん

腎臓がんは40歳頃から増え始め、男性の罹患率は女性の約2倍とされています。症状には血尿や腹痛があるものの、これらはかなり進行してから生じることが多く、初期の腎臓がんはほとんど無症状です。そのため、以前は早期発見が難しいがんとされていましたが、現在では一般的な健康診断で見つかるケースが増えているといいます。

健康診断で広く行われている腹部超音波検査はレントゲンやCTとは違って被ばくの心配がありません。また、CTやMRIよりも費用を抑えることができます。病気かどうかを正確に診断する前に、まずは病気の疑いがあるかどうかを大まかに判断することをスクリーニングといいますが、腹部超音波検査はこのスクリーニングに非常に適しています。

偶然発見されるケースは早期がんが多い

日本癌治療学会の報告によれば、腹部超音波検査を受けた21万9640人中723人にがんが見つかり、その内の192人が腎臓がんだったそうです。このように腎臓がんが健康診断の腹部超音波検査で発見されやすいことは数字の上でも確認されています。

また、注目すべきは、ステージ1またはステージ2の早期がんの発見率です。腎臓がんに関しては症状があって早期に発見されたケースが35.8%にとどまるのに対して、健康診断で偶然発見されたケースは74.6%が早期がんの段階で発見されています。このことも、腎臓がんの早期発見のために腹部超音波検査が勧められる大きな理由となっています。

検査の精度という点では腹部超音波検査はCTに劣り、血管筋脂肪腫と腎細胞がんを区別できないという弱みもあります。かといって多くの人が最初からCT検査を受けるのは現実的ではありません。費用対効果の観点から、まずは腹部超音波検査を行い、疑わしいケースに対してCTで確定診断を行うのが良いとされています。

川島さんは健康診断で腎臓がんが見つかりました。早期がんだったため、適切に治療を行うことで良好な予後が期待できます。腎臓がんはこのように健康診断の恩恵を受けやすいがんといわれています。症状がなくても健康診断を受けること、そして、その際は検査項目に腹部超音波検査を入れておくことが重要になりますね。

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