「クエン酸」はなぜアスリートの味方なのか

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クエン酸を意識的に摂取しているアスリートは大勢います。また、多くのスポーツドリンクはクエン酸を配合しているので、特に意識していなくても、運動時にスポーツドリンクを利用していれば、結果的にクエン酸を補うことがきます。

クエン酸回路の活性化が疲労感を減らす

疲労感は、エネルギーが十分にないときや、エネルギーはあっても十分に活用できないときに自覚しやすくなります。クエン酸が疲労回復に役立つ理由は、体内でエネルギーを作り出す仕組みと密接に結びついているためです。

人間の体には約60兆個の細胞があり、これらすべてにミトコンドリアが含まれています。ミトコンドリアにはクエン酸回路(TCAサイクル)と呼ばれる、エネルギーを作り出す仕組みが備わっています。吸収されたブドウ糖がエネルギーを生み出すには、ミトコンドリアの中で「アセチルコエンザイムエー」というかたちでクエン酸回路に加わり、ATPを生み出す必要があります。そのためには、クエン酸を十分に補給し、クエン酸回路を常に活性化しておくことが大切です。

スポーツ貧血を防ぐ

血液中のヘモグロビンは、全身への酸素供給を担っています。「貧血」とはヘモグロビン濃度が低下した状態を指します。激しい運動を行うスポーツ選手はより多くの酸素を必要としますが、一方で、貧血になりやすいというリスクを抱えています。というのも、スポーツ中は発汗量が増え、鉄分が失われるからです。これを「スポーツ貧血」といいます。スポーツ貧血を防ぐには鉄分を摂取することが大切です。

クエン酸には、鉄分などの栄養素を吸収しやすくする「キレート効果」と呼ばれる働きがあります。そのままでは吸収されにくい成分を吸収されやすいかたちに変えたり、有害物質を排出されやすいかたちにすることをキレート効果といいます。鉄分を多く含むレバーや卵黄といっしょに、クエン酸を摂取すれば、スポーツ貧血の防止につながるでしょう。クエン酸は柑橘類に多く含まれていますが、薬局で購入することもできます。小さじ半分ほどを水で薄めて摂取するとよいでしょう。少量でもかなり酸っぱくなるので少しずつ試してみましょう。

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