小林麻耶 お勧めのヨガのポーズは?
小林麻耶さんがヨガのポーズを紹介しています。10月29日付けのブログで、知り合いのヨガインストラクターから教えてもらったというポーズは「シャバアサナ」です。
小林麻耶さんがヨガインストラクターERIさんに、体が硬くてできないと相談したところ、体が硬くても簡単にできるポーズとしてこのシャバアサナを教えてくれたそうです。
私は、今まで
毎日なんだか忙しくて
バタンキューだったし、
15秒でも30秒でも
呼吸に意識することなんてなかったので、
こんな風に、寝転がって
呼吸に意識を向けるだけでも
少し楽になる、かも、しれませんね!
と、小林麻央さんも効果を予感しているようです。
死体のポーズに込められた意味
「体が硬くてもできる」ポーズとして紹介されたシャバアサナは、別名「死体のポーズ」ともいいます。死体なのですから、何の努力感もなく横たわっているだけ……。これ以上簡単なポーズはほかにありませんよね。
ヨガのポーズには柔軟性が必要なものが多い印象がありますが、このシャバアサナは大の字で寝ているだけです。ヨガ教室では、一連のポーズを行った後に、心と体を落ち着かせるために最後に行うことが多いようです。
おそらくヨガインストラクターの方は、単に簡単だからとか、体が硬くてもできるからといった理由でこのポーズを麻耶さんに紹介したわけではないでしょう。麻耶さんが本当に必要としているものを洞察し、シャバアサナ、別名死体のポーズを処方したように思います。
死体のポーズと絶対臥褥
小林麻耶さんがうつ病かどうかは分かりませんが、うつ傾向があるのは間違いなさそうです。
ヨガのポーズを紹介した後、2日後の31日に小林麻耶さんはブログを更新しました。
それによると、ランチに出かけた後にダウンして一日中寝ていたそうです。
ちょっとした外出さえ負担になる状況であることが分かります。
ただ、寝ていたことが功を奏して、元気が出てきた模様。
10月最後の日。
今月の目標だった
エステも美容院も
行けなかったけど、
心が元気に向かってきたと
感じることができたので
良かったです。
と麻耶さんは述べています。
心が元気に向かってきたのは寝ていたからでしょうか。
ランチから戻ってずっと寝ていたなら、シャバアサナも少しやってみたかもしれませんね。
余談ですが、日本生まれの行動療法である森田療法では、治療の出発点として寝ていることを重視します。
ただ寝ている状態のことを絶対臥褥(ぜったいがじょく)といいます。
森田療法では、原則7日間の絶対臥褥期を経て、部屋のちょっとした片づけなどの軽作業期を5日間行い、本格的な清掃や共同作業、犬の散歩といった身体を大きく動かす作業期に移ります。寝ている状態からスタートし、そこから少しずつ慣らしながら負荷の大きな行動ができるようにしていきます。
何が言いたいのかというと、うつ傾向の人にとってただ寝ていることはとても有益だということ。それで力を蓄えることで次の行動もとれるようになります。
シャバアサナを紹介したヨガインストラクターの方のメッセージは、「まだ寝てていいよ」ということではないでしょうか。
小林麻耶さんは、できるかできないか分からにポーズにチャレンジする段階ではないことを見抜いた上での対応だったように思えます。
エステも美容院も行けなかったということですが、この目標は少しハード過ぎたかもしれません。森田療法でいうなら、絶対臥褥からいきなり作業期に入るようなものです。麻耶さんに必要なのは軽作業期のような気がします。
シャバアサナで心と体を落ち着けたら、いきなり外出を目指すのではなく、部屋の中で誰にも会わずにできるちょっとした行動(メイクとか、簡単な料理とか)から始めてみるというのはどうでしょうか。