元阪神・安達智次郎さんの死因「肝不全」の症状とは?

元阪神の安達智次郎さんが亡くなられたことが分かりました。安達さんは高校時代、春・夏の甲子園大会に2度出場し、左腕エースとして活躍。1992年秋のドラフト会議で阪神から1位指名されて入団しますが、1999年に現役を引退しました。安達さんは41歳の若さ。死因は「肝不全」だったそうです。

「肝不全」が疑われる症状

肝不全とは、肝臓の機能が低下した状態です。肝臓のさまざまな疾患は進行すると最終的には肝不全に至ります。原因となる疾患にはアルコールや薬物による肝障害、ウイルス性肝炎、肝硬変などがあります。肝不全は次のような症状を伴うのが特徴です。

《黄疸》
肝臓の処理能力が低下することで、ビリルビンという色素が血液中に増加し、全身の皮膚や粘膜に沈着して黄色くなります。

《腹水がたまる》
腸から肝臓に血液を運ぶ門脈から枝分かれした血管の血圧が上昇し、血管外に水分を押し出すため、お腹に「腹水」が溜まります。

《あざや出血が生じやすい》
肝臓にはタンパク質を合成する働きがあります。この機能が低下すると血液凝固に必要なタンパク質が十分に合成されず、あざや出血が生じやすくなります。

アルコール、肥満、ウイルスが肝臓病の3大原因

肝機能が低下する肝臓の病気を引き起こす要因にはアルコール、肥満、ウイルスがあります。

肝臓でアルコールが代謝されるときには、毒性の強いアセトアルデヒドが生じ、その影響で肝臓機能に障害が起こります。

食べ過ぎによる肥満は、肝臓に脂肪が蓄積する脂肪肝を引き起こします。脂肪肝は肝炎の原因になることが分かっています。

日本におけるB型肝炎ウイルス感染者は約150万人、C型肝炎ウイルス感染者は約200万人といわれています。肝機能の低下というと、原因としてアルコールの飲み過ぎが真っ先に思い浮かぶかも知れませんが、肝臓病全体に占める割合は1割程度に過ぎません。そして、脂肪肝や薬剤性の肝臓病が約1割。もっとも多いのは実はウイルスを原因とするもので、全体の8割を占めています。

安達さんの肝不全がどのような病気を背景としていたかについては報道からは分かりません。いずれにしても41歳という若すぎる死が悔やまれます。安達さんのご冥福をお祈りいたします。

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