ブルーリバー青木「a型急性大動脈解離」…死亡率が好転する要因とは?

a型急性大動脈解離で手術を受け、意識が戻らない状況が続いていたブルーリバー青木さんが意識を取り戻しました。

a型急性大動脈解離は死亡率の高い病気ですが、いくつかの条件をクリアーすると死亡率は大きく好転するようです。少し詳しく見てみましょう。

非常に高い大動脈解離の死亡率

大動脈解離は死亡率の非常に高い疾患です。まずは悪いケースから見てみましょう。

・発症後、病院到着までに20%が死亡

・無治療だと、24時間で1~3%、1週間で30%、2週間で80%、1年で90%の死亡率

次に比較的良いケースを見てみましょう。

・治療後に容体が急変する急性エピソードが起きず、死亡しなかった場合は、5年で約40%、10年で約60%の死亡率

ここからいえることは、病院に到着する前に死亡するケース、無治療によって死亡するケース、そして、治療をしても急性エピソードが起きて死亡するケースというように、死の危険が何重にも積み重なっているということです。しかし、こうした危機的なタイミングを乗り越えれば死亡率は優位に向上します。

内科治療に比べて外科治療の生存率が高い

ブルーリバー青木さんは、発症以降に生じたいくつもの危機的タイミングを回避した結果、意識を取り戻すに至ったといえます。上で見た統計上の数字に照らし合せると、少なくとも5年間の死亡率が約40%程度までは低下しているといえるでしょう。

さらに、死亡率が好転する要因があります。それは、どのような方法で治療を行ったかです。

報告によればa型急性大動脈解離の生存率は治療法によって次のように変化します。
・内科療法のみ…1カ月後の生存率約50%
・外科治療…1カ月後の生存率約80%

ブルーリバー青木さんは手術が成功していますから、少なくとも1カ月後の生存率は80%程度と高い水準にあることが分かります。

以上のように、ここでは一般的には非常に厳しい状況と考えられるa型急性大動脈解離に関して、死亡率が好転するポジティブな要因に注目してみました。しかし、いうまでもなくこの病気の性格上、予断を許さない状況は続きます。ブルーリバー青木さんにはぜひ状況を好転させ、再び元気な姿を見せてくれるように願いたいと思います。

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