妊娠の報告は一般的には安定期に入る妊娠5か月目が多いようです。このほか、病院で心拍を確認できる5週目以降にするケースもあります。5か月目または5週目は、流産の確率がそれ以前に比べて減少するのがその理由です。
相手によって報告のタイミングは変わる
妊娠は伝える側、伝えられる側にとって喜ばしい出来事ではありますが、ひとたび流産となってしまった場合、悲痛なものへと変わります。だから伝える方も気を配ります。相手によってタイミングを変える必要もあるでしょう。
まず、パートナーに関しては妊娠検査薬で陽性が出た段階で報告すればよいでしょう。これはあまり迷いません。次に両家の家族に対しては、流産した際に過度に落胆することが予想されるなら、安定期に入る5か月目以降が無難でしょう。会社の上司や同僚に対しても5か月目以降に上司に報告すればよいでしょう。ただし、仕事への影響が心配な場合は、流産の危険がある程度軽減する3か月目以降という選択もあります。
妊娠報告をためらうケース
流産を経験した人や不妊治療中の人に対し、大喜びで報告する人は少ないでしょう。かといって、全く報告しないというのもよくありません。基本的には事実だけを冷静に伝え、あからさまに気を遣っている様子を見せないことが配慮のある報告といえます。そんなときに便利なのがSNSによる一斉報告です。誰にはして誰にはしない、といったミスもなくなり、また文章も同じなので、相手の状況に合わせて文章のニュアンスを工夫する必要もありません。その他大勢の中の一人、というポジションは相手にとっても楽だったりします。