小林麻央 しこりが大きくなっていた
小林麻央さんが「しこり」に自分では気づかなかった再検査のときとは異なり、自分で分かるほどに大きくなってしまったしこりに気づいた瞬間の恐怖や不安が9月13日付けのブログで語られています。
人間ドックで乳がんが疑われ、再検査を受けた小林麻央さんでしたが、「乳がんを疑うものではない」との診断にひと安心。半年後の再検査の予定も重く受け止めてはいなかったようです。気づけば10月。ある日、衝撃的な瞬間を迎えます。
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再検査スルー、放置で乳がんが成長
再検査で乳がんではないと知らされた小林麻央さんにとっては、乳がんに対する不安よりも、日々の忙しさの方がまさっていたようです。再検査の予定もずるずると伸び、当初予定していた8月を過ぎて10月になっても予約を入れていませんでした。
10月のある日、子どもと遊びながら何気なく左の乳房に触れると、
「パチンコ玉のようなしこり」に気づきました。
それはもう、再検査のときのように医師だけが気づくしこりではありません。自分でもはっきりと分かる、しこり。不安で何度も何度も触って確かめたといいます。
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再検査で見逃された小林麻央さんの乳がんはその後も成長を続けていたのです。そして半年をすぎ、さらには10カ月を過ぎたとき、疑いようのないしこりにまで成長。それにしても、検査も治療もすることなく放置している間にどの程度大きくなってしまったのでしょうか。
乳がんの成長速度はどれくらい?
小林麻央さんが乳がんを放置している間に、しこりはどれくらいのスピードで、どの程度大きくなったのでしょうか。この点については推測の域を出ませんが、一般的に言われている数値を確認してみます。
まず、乳がんの細胞は、1個のがん細胞が2個になるのに3カ月、さらに倍の4個になるのにもう3カ月というように、ゆっくりと増えていきます。さわって分かる1cm程度のしこりになるには10億個のがん細胞が必要とされ、その成長には10年近くかかると言われています。
極小から2mm程度までの成長は本当にゆっくりゆっくり進みます。しかし、倍々ゲームで増えていくので、ある程度大きくなってからの成長には勢いがつき、2mmから1cmになるのには1年半たらずだといいます。
仮に小林麻央さんがパチンコ玉のようなしこりに気づいたときの乳がんの大きさが1cmだとするなら、再検査時にはその半分程度だったかもしれませんね。
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成長した乳がんは9~10カ月で倍の大きさになるといわれていますから、再検査時に1cmだったとすれば10月には倍の2cm近くになっていたでしょう。再検査時に1.5cmなら10月には約3cmです。
なお、乳房を全て切除するのではなく、部分的な切除で手術をする乳房温存手術は、基本的に3cm以下の腫瘍を対象としています。放置している間に3cm以下から3cm以上となり、乳房温存手術の適応範囲を超えてしまった可能性もあります。
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小林麻央さんの乳がんがどのようなスピードで成長したのかは分かりませんが、
約8カ月の放置期間の間に、
・軽い場合でも数mmから1cmクラスへの成長
・重い場合には1cm台から3cm以上への成長
といった可能性は十分に考えられるでしょう。
夫の海老蔵さんは、「時は取り戻せない」と述べています。この言葉は、放置してしまった約8カ月間で起きた、小林麻央さんの病状の変化に対する後悔の念だったのでしょうか。