小林麻央 長期の抗がん剤治療は本当なのか?
小林麻央さんの乳がん治療の最大の謎は抗がん剤治療が長いこと、そして、ステージ4に至る前に手術を行っていないこと。この2つには因果関係があります。
つまり、抗がん剤治療が上手くいかずに長期化したために手術を行えなかった、と。
こう考える理由は、海老蔵さんが6月に会見を開いた際に、「合う抗がん剤が見つからずに、良くなったり悪くなったりを繰り返している」という主旨の発言をしているためです。また、「ずっと入院しており、最近になってようやく通院での治療が可能になった」としていることから、小林麻央さんは癌告知後ずっと入院生活を続け、合う抗がん剤を見つけて手術を目指していたと受け取れます。
しかし、そもそもこの前提が間違っていた可能性がでてきました。
小林麻央 すぐに術前化学療法を受けたのか?
小林麻央さんはブログの中で癌告知直後に提示されたと思われる治療計画にふれています。
それによると、
術前化学療法→手術→放射線治療→ホルモン療法
となっています。
もし、小林麻央さんがずっと入院生活を続けながら抗がん剤治療を受けていたのだとすると、長引いていたのは術前化学療法ということになります。
手術の前に術前化学療法をもってきている理由は、
・麻央さんの乳がんが術前化学療法が効きやすいと予想されるタイプだった
・乳房温存手術を行うにあたり、抗がん剤で腫瘍を小さくする必要があった
が考えられます。
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抗がん剤治療が上手くいっていないという結果から判断すると、
そもそも術前化学療法というプランに問題はなかったのか、手術が先の方が良かったのではないか、という疑問もわいてきます。
仮に、小林麻央さんが初期の治療プランにそって治療を行い、その結果として乳がんが進行してしまったのなら、プランそのものの是非、さらにはそれを提案した病院側の責任が問われるでしょう。
しかし、そもそもこの治療プランが実行されていなかったとしたら?
海老蔵会見「ずっと入院していた」の「ずっと」の範囲は?
2016年6月に行われた海老蔵さんの会見を振り返ってみる必要がありそうです。
海老蔵さんは会見で小林麻央さんが「ずっと入院していた」と述べていますが、考えても見ると「ずっと」というのは曖昧な表現ですよね。
当ブログではこの「ずっと」の範囲を素朴に、「癌告知以来ずっと」の意味で理解していました。しかし、別の見方もできます。
QOL(生活の質)のためといわれる手術が成功したのを受け、
海老蔵さんは10月になってから次のような主旨のコメントを残しています。
「2016年の春ごろはとても手術ができる状態ではなかった。根治手術ではないものの手術ができて本当に良かった」
この発言から分かることは、病状が非常に悪かった2016年春には少なくとも入院していたということ。しかし、それ以前は何をしていたのでしょうか。
時系列でまとめるとこうなります。
2014年2月 人間ドックで乳がんの疑い
↓
2014年10月 乳がん発見→がん告知
↓
2015年 (この間の動向が不明)
↓
2016年春頃 病状が悪く入院は確実
↓
2016年6月頃 病状が安定し通院が可能に
↓
2016年9月 手術(局所コントロール)のために入院
↓
2016年10月 (おそらくは)手術を終えて退院
このように2015年の丸々1年間がほぼブラックボックスなのです。海老蔵さんの「ずっと入院していた」をがん告知直後からずっとと受け取れば、この期間には術前化学療法が行われていたでしょう。しかし、2016年春前後からずっと入院していたという意味だとすると、2015年には手術はおろか術前化学療法さえ行っていない可能性が出てきます。
当ブログは、これまでも抗がん剤治療が長期化した理由や手術が行われていない理由に関心を向けてきましたが、あくまでも標準治療に沿う方向でしか見てきていません。治療初期からの非標準治療……それはあまりにも恐ろしいことであり医師は絶対に勧めないはず。故に、私たちの盲点ともなりました。本当にそのような選択がなされたのでしょうか?