ムッシュかまやつ死去 「肝臓がん」の生存率は?

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ムッシュかまやつ 肝臓がんで死去

ムッシュかまやつさんが肝臓がんのため2017年3月1日、都内の病院で亡くなられました。肝臓がんが発見されたのは今年の5月。そして、8月23日に脱水症状のため緊急搬送され、そのまま検査入院していました。

肝臓は再生能力の高い、強い臓器。一部の機能が失われてもなんとかカバーし、痛みなどの症状も出ないので病気であることに気づかないことが多いのが問題です。

「沈黙の臓器」と呼ばれ、肝臓がんを原因とする自覚症状が出るころにはかなり進行しており、数カ月で命を落とすことも少なくないといわれています。

肝臓がん 生存率は手術できるかどうかで異なる

肝臓がんの場合、発見されてから手術ができるケースは多くないといいます。肝硬変という肝機能が低下する病気が進行しており、無理に肝臓の一部を取り除くと生命を維持するに足る肝機能が失われてしまう危険もあるからです。

手術できるかどうかは、肝臓がんの生存率に関わる問題。
次のようなデータがあります。

●肝臓がんの生存率

<肝切除(手術あり)>
1年生存率 87.4%
3年生存率 69.0%
5年生存率 52.3%

<塞栓療法(手術なし)>
1年生存率 72.9%
3年生存率 38.4%
5年生存率 20.9%(第15回全国原発性肝癌追跡調査報告より)

1年生存率はどちらも7割を超えており高めといえますが、3年生存率はどちらも下がっており、特に手術なしのケースで顕著です。そして、5年生存率は手術ありで約50%、手術なしで約20%となっています。肝臓がんは再発の可能性が高いがんなので、予後はあまりよくないのが現状ですが、それでも手術できるかできないかで大きく異なることが分かります。

ムッシュかまやつ 肝臓がんのステージは?

ムッシュかまやつさんの肝臓がんが初期のステージなのか、進行しているのかを推測する手がかりのひとつが症状があったかどうか。もし、8月23日の緊急搬送が肝臓がんの症状によるものだとしたら、この時点ですでに深刻な状態だったといえます。

ただ、当時救急搬送の理由は脱水症状とされていました。救急搬送されたからといって、それが肝臓がんの症状のためとは限りません。(ひとつ気になるのは、脱水症状が肝臓がんや肝硬変の症状のひとつである腹水に由来するケースがあること)
ムッシュかまやつ「腹水」による脱水なら末期の肝臓がん?

ムッシュかまやつ 肝臓がんの手術しなくてよい? それともできない?

少し気になるのはムッシュかまやつさんが、肝臓がんが発見されているのに手術をしていなかったこと。また、手術を予定しているという報道もなかったことです。

まず、考えられるのは「手術の必要がない」ケース。肝臓がんの治療で普及しているラジオ派焼灼術という方法は、がんを切除するのではなく、針のようなものを刺して先端から出るラジオ派で腫瘍を焼く治療です。2センチ以下の腫瘍に関しては手術療法との成績の違いはないといいます。

この治療法の適応は肝機能によっても左右されますが、一般的には腫瘍の長径が3センチ以内で、数が3個以内とされています。ムッシュかまやつさんが手術を行っていない理由として、腫瘍が比較的少なく小さいのでラジオ派焼灼術を選択したという可能性もあったでしょう。

あるいは、ラジオ派焼灼術はもとより、手術も適応とならなかったのか……。

「絶対復活する」とコメントしていたムッシュかまやつさん。残念なことにその願いは実現しませんでした。発見されたときにはすでに進行しており、果敢に闘病生活を送られていたのかもしれません。今となってはファンを安心させるためのコメントだったようにも受け取れます。ムッシュかまやつさんのご冥福をお祈りいたします。

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