ベルーガの暴露を時系列で整理 麻央ブログの何が問題?

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ベルーガクリニックの小林麻央評が過激すぎる件

ベルーガクリニックによる小林麻央さんの現在の病状と、そこに至るまでの経緯の解説はかなり過激な印象を与えるものでした。暴露ともいえるその内容は10月3日、同クリニックHPに「小林麻央さんの乳がん報道について(当院患者さんへ)」と題して投稿されました。

そこには小林麻央さんの人間ドック受診以降の流れがかなり細かく記述されています。小林麻央さんが転院した病院名が特定できる形で記述されており、余命についても言及。何よりショッキングなのは、入院の動機を「花咲き乳がんの腐敗臭」とはっきりと述べている点。本人が見たら傷つく内容なのは明らか。実際、この投稿に対しては「個人情報への配慮がない」「名誉棄損」「医師の倫理に反している」といった批判の声もあがっています。

ここでは、クリニックHPの見解を整理した上で、なぜここまでする必要があるのかを推測してみましょう。


小林麻央の軌跡 時系列で見るベルーガ見解

<2014年>

・2月 人間ドックを受診し左胸に乳がんの疑い(P人間ドック)
→精密検査を受けるが授乳期によく見られる「乳瘤」と誤診(T病院)
※誤診の理由は、この時点でしこりが「大きすぎた」こと。

・8月  T病院で再検査予定だったが検査を受けず

・10月 麻央さん自身がしこりに気づきT病院を受診
→エコー検査で腋窩リンパ節の転移を発見
→針生検でステージ3と診断
→抗がん剤治療と手術を提案する
※麻央さんは治療計画に同意せずT病院を去る。
※他院で非標準治療を選択したと考えられる。

<2015年>

年間を通じて 非標準治療期

<2016年>
・春頃 乳がんが「花咲き乳がん」にまで進行して入院(S病院)
→肺と骨に転移あり
※緩和ケア科の適応となり、延命目的の抗がん剤治療を受ける。

・6月 海老蔵さん会見開く

・9月 K大学病院に入院中(S病院からの転院時期についての記述なし)
→抗がん剤治療を一時中止して花咲き乳がんの切除手術を受ける
※手術が医師の判断によるものか本人の希望によるものかは不明。

・10月 退院

・12月 9月に抗がん剤治療を中止して手術を行ったため、この時期までは「厳しくなった」とする

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ベルーガクリニックがここまでした理由は?

クリニックHPの10月9日の掲示板投稿に、小林麻央さんのブログ「KOKORO.」に対する考えが示されています。

それによると同クリニックが危惧するのは具体的には次の点です。
・標準治療を行っている人の不安を煽る
・授乳中や検診不要な年代の検診が増える

これは全ての闘病記が少なからず行使する影響力です。例えば、北斗晶さんの乳がん告白の際にも同様の影響があったでしょう。



ただし、麻央さんのブログKOKORO.には特殊な事情があります。それは、「都合の悪い部分が出ていない」「非標準治療にふれていない」こと。

事実が誤解なく伝わった上での影響力ならまだしも、事実が曲解されたままの強大な影響力はミスリードを招きます。私は他の多くの人と同じようにKOKORO.のファンであり、比較的熱心な方の読者だと思っています。しかし、当ブログはほとんど標準治療の範囲でした考えていません。もし、麻央さんの現状を作った決定的な要因が非標準治療にあるとする同クリニックの見解が事実なら、当ブログはミスリードの事例となるでしょう。

非標準治療の結果であるものを、あたかも標準治療の結果であるかのように受け取れば乳がん治療の実像は歪められます。KOKORO.に対する同クリニックの要望は次の1点に集約されています。

僕はブログをするんだったら、経時的に正直に記載して欲しいです。



KOKORO.は個人ブログなのか巨大メディアなのか

ここで私たち読者は小林麻央さんのブログKOKORO.が持つ2面性を自覚する必要があるかもしれません。

【ジャンルとしてのKOKORO.】
体裁はあくまでも個人ブログ、ジャンルはいわゆる闘病記。本人が好きなことを書けばよい。また、書きたくないことは書かなければよい。内容についての誤解が生まれるかどうかは読者側の問題であり、誤解の可能性をあらかじめ排除する義務を負わない。

【メディアとしてのKOKORO.】
膨大な読者を持つ巨大メディア。投稿があれば大手メディア数社が必ず取り上げるほどの影響力。影響力に見合った社会的責任が求められる。

ベルーガクリニックの投稿「小林麻央さんの乳がん報道について(当院患者さんへ)」は、医師が優位な立場から、病気で苦しむ無力な患者を攻撃しているような印象を与えるかもしれません。医師-患者の構図で見る限り、医師側にパワーがあります。

しかし、メディアとして見た瞬間、このパワーバランスは逆転します。KOKORO.は超巨大メディアであり、クリニックHPは(こう言ってはなんですが)弱小メディアに過ぎず、相手がKOKORO.では勝負になりません。



おそらく同クリニックは患者からの質問や不安の声の増大に、KOKORO.のパワーを肌で感じ、その影響力に危機感を覚えたのでしょう。正反対の強い力をぶつけなければとても対抗できない。標準治療への誤解は止まらない。だからギリギリの暴露に出て、ようやく一部の人が耳を傾けた。しかし、その数はKOKORO.の圧倒的読者数からすれば何千分の1、何万分の1に過ぎないでしょう。

KOKORO.を個人の闘病記と見るならばクリニックはやり過ぎています。しかし、巨大メディアと見るなら「経時的に正直に記載して欲しい」という主張も理解できるのです。

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