心臓手術後はある程度の運動を行うことが大切

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日本人の死因として多いのが狭心症や心筋梗塞といった虚血性心疾患です。心臓に血液を送る冠動脈という血管が動脈硬化によって狭くなると、血流が途絶えてしまいます。胸の痛みや圧迫感を感じるのが狭心症です。冠動脈が完全につまってしまうことを心筋梗塞といい、突然死の原因になります。こうした虚血性心疾患に対しては、カテーテルという血管に入れる細い管を使って血管を膨らませたり、外科手術によって血液の迂回路を作ったりといった治療が行われます。手術後は、心臓に負担をかけることに対して恐怖心を感じがちですが、運動を取り入れた方が長く健康でいられることが分かっています。

運動は時間帯を選んで行う

虚血性心疾患の予防、または再発防止のためには、動脈硬化を引き起こす高血圧、糖尿病、高脂血症、肥満の改善が大切です。そのためには、ウォーキングや軽めのランニングなどの有酸素運動や、短距離走や筋トレなどの無酸素運動が有効です。有酸素運動には脂肪を燃焼し、毛細血管を発達させる効果があります。無酸素運動には、筋肉を大きくし、代謝を高めて贅肉のつきにくい体質を作る効果があります。ただし、無酸素運動は血圧、心拍数の急上昇を伴うため、より安全に行えるのは有酸素運動といえます。運動を行うときは、血圧の変動が大きい早朝や深夜はさけましょう。

心臓リハビリテーションとは?

心臓の治療後に再発防止の目的で行う運動を心臓リハビリテーションといい、薬物療法や教育プログラム、カウンセリングが組み込まれています。心臓リハビリテーションは医師の指導のもと、次の点に注意して実施されます。

・脈拍を測定する
・水分補給を行う
・食事の直後は避ける
・空腹時、薬の服用前は避ける
・体調が良いときだけ行う

現在の医療にいおいては、手術を行った後は、安静にしていないでできるだけ早くから動くことが推奨されており、心臓も例外ではありません。運動は、体力の低下を防ぎ、生活習慣病の予防につながります。そして、「結構ハードに運動しても大丈夫」ということを実感できれば、物事にも前向きに取り組むことができるなど、精神面でも良い影響を与えてくれます。

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