シェーグレン症候群の症状 関節リウマチ・SLEとも関連

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和田アキ子もシェーグレン症候群だった

和田アキ子さんがシェーグレン症候群であることを明かしたのは10月22日の「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)でのこと。

シェーグレン症候群のため、「水が手放せない」と語っています。

シェーグレン症候群とは聞きなれない病名ですが、日本では年間に15000~20000人がこの病気で病院を受診しているといいます。後に見るよにシェーグレン症候群の症状は身近なものが多いので病院を受診しない人もいます。潜在的な患者数は10~30万人と推定されています(難病情報センターHP)。

シェーグレン症候群の症状

シェーグレン症候群の症状は涙腺と唾液腺から分泌される涙、唾液の減少が引き起こすものです。

代表的な症状には次のものがあります。

・ドライアイ
涙が出ないことで、眼のかゆみ、疲れ、目やにがたまるといった症状が出ます。また、悲しみに伴う涙も分泌されないので泣くことも困難になります。

・口と鼻の乾燥
唾液が出ないことで口腔ケアが難しくなります。むし歯や口臭の原因にもなります。唾液が出ないので味覚障害も現れます。口の渇きを補うために水筒が手放せません。また、鼻も渇き、鼻血が出やすくなります。

シェーグレン症候群と膠原病

シェーグレン症候群は男1人:女14人で女性に多く、関節リウマチや全身性エリテマトーデス(SLE)といった膠原病に合併するのが特徴です。関節リウマチの人の約20%にシェーグレン症候群が見られるそうです。膠原病に合併するものを二次性シェーグレン症候群といい、膠原病との合併のない原発性シェーグレン症候群と区別されます。

シェーグレン症候群の治療は症状を和らげる対症療法が中心です。唾液の不足を補うために、ガムやレモン、梅などで唾液の分泌を刺激するのが有効です。涙を補うには、防腐剤を含まない人工涙液や点眼薬を用います。また、涙の蒸発を防ぐためにドライアイ用の眼鏡を使うこともあります。

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