水谷優子さん「乳がん」で死去 男性技師がいやだから? 圧倒的に低い日本のマンモ受診率

声優の水谷優子さんが乳がんで亡くなられました。水谷さんは51歳。若すぎる死が悔やまれますが、乳がんのピークは40代後半から50代といわれており、水谷さんはピークの年代に属していました。もうひとつ、この年代は「マンモグラフィー検査で乳がんを発見しやすい」ともいわれています。乳腺の密度が高い若い人は乳腺とがんの見分けがつきにくくなりますが、40~50代ではそうした心配も少ないからです。

40代後半から50代にかけては乳がんになりやすく、同時に、マンモグラフィーによって乳がんを発見しやすい年代です。それなら検査を受けない手はないはずですが、実際にはそうなっていません。

マンモグラフィー受診率の国際比較

50~69歳女性のマンモグラフィー受診率の国際比較があります(OECD Health Date2009)。

アメリカ 72.5%
イギリス 70.7%
ニュージーランド 60.1%
オランダ 89.0%
オーストラリア 56.2%
日本 23.8%

このように、日本のマンモグラフィー受診率は非常に低くく、アメリカの3分の1以下にとどまっています。

乳がん検診を受けない理由

「乳がんに関する磯子区民意識調査」は平成20年に平均年齢50.1歳の女性1000人にアンケートを行っています。この中で乳がん検診を受けない理由の項目を見ると次のようになっています。

現在乳房に異常がないから 58.2%
検診をする機会がないから 37.1%
なかなか時間がとれないから 36.6%
男性の医師や放射線技師がいやだから 23.5%

理由のトップではないものの、男性に検査してほしくないという理由が4位に入っています。

そして、検診を受ける上で重要なこととしては次の項目が挙げられています。

費用が安い 61.7%
住まいや職場に近い 58.4%
時間帯や曜日を選べる 49.2%
医療スタッフが女性であること 48.2%

ここでも理由のトップではないものの、男性を避け、女性に検査してもらいたいという意見が4位に入っています。

乳がんの検診率が低い決定的な理由とまではいきませんが、男性による検査を避けたい心理も低い検診率の無視できない要因になっていることがわかります。

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