ももクロ有安、扁桃腺を取っていた! 無くてもいい部位だったんだ!?

ももいろクローバーZの有安杏果さんは、7日付けの自身のブログで扁桃腺摘出の手術を受けたことを明かしました。実は、この報告に先立つ12月2日、FNS歌謡祭(フジテレビ系)で術後初となる歌声を披露しています。有安さんは緑色の子ですよね。歌がとても上手です。「手術で大変!」と騒いだりせず、歌えることを確認してからサラリと報告とは心憎いですね。それにしても、扁桃腺は取ってしまっても良い部位だということをご存知でしたか?

幼少期に役割を終える扁桃腺

まず、扁桃腺の場所を確認しておきましょう。いわゆる「のどちんこ」というわわれる部分の左右に、上の方から垂れ下がっている出っ張りがあると思います。これが扁桃腺です。カゼをひいたときに腫れる部位でもあります。

扁桃腺は本来免疫の役割を担っており、細菌やウイルスが体の中に侵入するのを防いでいます。特に、他の免疫機能が未熟な幼少期は扁桃腺の果たす役割も大きくなります。しかし、5~7歳頃になって体全体の免疫機能が向上してくると、扁桃腺はあまり重要な役割を果たさなくなります。大人になってからは無くても大きな問題はないそうです。

扁桃腺を摘出することで慢性的な炎症から解放される

扁桃腺がウイルスが感染すると、症状が治まったとしても感染は続いており、体力が低下して免疫力が弱まったときに再び腫れてきます。そのため、扁桃腺が腫れやすい人はカゼをひくたびに扁桃腺が腫れて苦労することになります。あまり頻繁に続くと、生活する上でも不都合が生じます。特に、歌手やアナウンサーなど声を仕事にする人は、扁桃腺が頻繁に腫れることで仕事に支障をきたしてしまいます。扁桃腺を摘出する手術を受けることで、繰り返される扁桃腺の炎症に悩まされることも少なくなります。

扁桃腺を摘出することで声に影響は出る?

心配されるのは扁桃腺を摘出することによる声への影響です。扁桃腺がなくなったことで声が変わるケースは確かにあるそうです。声というのは実に微妙な調整の上に成り立っており、空気や唾液の流れが少し変わるだけでニュアンスが変わってしまうといいます。例えば、多彩な声音を要求される声優さんのような職業では、ちょっとした歯科治療を受けるのにも細心の注意を払うそうです。

ブログによれば、有安さんも違和感は感じている様子。しかし、これをポジティブにとらえて、「今までより更に喉開いて」歌声を届けたいと綴っています。さすがです!  有安さんは昨年の紅白歌合戦をインフルエンザで欠席したこともありました。扁桃腺の心配がなくなれば、そのようなトラブルを未然に防ぐことにもつながるでしょう。残念ながら、ももいろクローバーZの今年の紅白出場はないとのことですが、今後もさらなる活躍を期待したいですね。

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