おたふくかぜ流行…予防接種は「ブースター効果」が重要だった!

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)の感染が拡大しています。国立感染症研究所や各都道府県がのまとめによると、29の都道府県で11月23日から29日までの患者数が前週を上回りました。最も多いのは佐賀県で、過去5年平均と比べて約4倍の報告数となったそうです。おたふくかぜには予防接種が有効ですが、任意接種のため、受けるかどうかは各家庭の判断に委ねられます。

おたふくかぜの予防接種はすべき?

おたふくかぜの予防には予防接種が有効です。しかし、「おたふくかぜの予防接種は受けなくてもいい」という考え方があるのも事実です。受けなくてよいとする理由のひとつが、「予防接種をしても防げないことがあるから」というものです。

おたふくかぜのような感染症は自分だけが予防接種をしていても意味がありません。周りの人の多くが予防接種を受けることで「流行」の発生を防ぐことで、感染のリスクを軽減することができます。残念ながら、おたふくかぜのワクチン接種率は30%前後といわれており、流行を抑える水準には達していません。そのため、予防接種を受けていても、流行が始まってしまえば、予防接種を受けていない人と同じように、おたふくかぜに罹る可能性があります。

免疫を強くする「ブースター効果」とは?

予防接種にはブースター効果というものがあります。それは、最初の予防接種によって免疫が作られた後、同じウイルスと接触することでさらに免疫が強くなるというものです。以前は、おたふくかぜの予防接種は1回で終わりでしたが、現在では1回目を1歳になって早々に受け、2回目を小学校就学前に受けることが推奨されています。2回目の接種によってブースター効果を得るためです。

ブースター効果は自然に生じるウイルスとの接触によっても成立します。そのため予防接種を受けている人は、ブースター効果によって免疫力をより強くできる可能性があります。ただし、現在、おたふくかぜは流行を抑えられるほどではありませんが、自然にウイルスに接する機会が減る程度には抑えられています。その結果、予防接種を受けていても以前ほど自然なブースター効果が得られず、時間の経過とともに免疫力が下がってしまうこともあります。

とはいえ、予防接種を受けた場合の方が感染しにくくなるのは確かです。また、万が一罹ってしまっても、予防接種を受けている人の方が症状が軽くて済みます。おたふくかぜは重症化すると、髄膜炎、脳炎、難聴、睾丸炎を引き起こすこともあります。予防接種によって感染を完全に防ぐことはできませんが、症状を重くしないために受けておくのは賢明な選択といえるでしょう。判断に迷ったら主治医によく相談してください。

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