急な飲み会のお店がお座敷だったとき、「しまった!」と思うことはありませんか。お座敷では靴を脱ぐことになります。そうすると、手入れを怠っていたガサガサのかかとが人の目にふれるかもしれません。
恐ろしく適当なケアの実態
フットケアラボが20代~50代の女性に対して行った調査(2012年4月13日~15日)によると、かかとの手入れに自信がある人は非常に少ないようです。
かかとのケアの正しい方法について理解しているかという質問に対しては、「理解していない」が43%、「どちらかといえば理解していない」が45.4%と、約9割の女性が自分の行っている方法に自信を持っていないことが分かりました。
さらに、身近なものを使って適当にケアしている人が多く、「足裏の角質除去に使ったことがある、専用グッズ以外のもの」という質問には、爪切り59.5%、ハサミ50.3%、カミソリ12.3%、カッター6.1%、その他14.7%という恐ろしい回答が…。一歩間違えば流血沙汰になっても不思議はありません。
角質を削るときは控えめに
かかとの安全なケアは次のようにして行います。
・お風呂につかり足裏の角質をやわらかくする。
・水分をふき取り、専用の軽石やヤスリで角質を控えめに削る。
・ボディクリーム、尿素クリーム、馬油などで保湿する。
角質はセラミドなどの天然保湿因子を含んでおり、肌を乾燥や外部の刺激から守る役割を持っています。います。角質をすべて取り除こうとするとかえって皮膚を傷めることになります。理想は、肌のターンオーバーによって、古い細胞が新しい細胞と入れ替わり、角質が自然に剥がれることです。軽石やヤスリでこするのは、あくまでもターンオーバーを手助けするためだと考えましょう。角質を削ったあとはしっかりと保湿し、皮膚をダメージから守るようにしましょう。