ザ・ピーナッツ伊藤ユミの死因…双子は同種がんの発症率が高い

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ザ・ピーナッツの伊藤ユミさんが2016年5月18日に無くなっていたことが分かりました。ユミさんとエミさんは一卵性の双子で、姉のエミさんは2012年6月15日に無くなっていました。エミさんの死因はがんですが、ユミさんの死因は公表されていません。

ピーナッツ伊藤エミ・ユミは双子 同種がんの発症率が高くなる

米国・ハーバード公衆衛生大学院のLorelei A. Mucci氏らの報告(JAMA誌2016年1月5日号)によれば、双子の一方ががんを発症した場合、もう一方も同種のがんを発症する可能性が高いそうです。

この研究はデンマーク、フィンランド、ノルウェー、スウェーデンの双生児20万3691例(一卵性8万309例、同性の二卵性12万3382例)を32年間追跡したものです。

この内、
・がんを発症したのは2万3980例(2万7156件)
・双子ともにがんと診断されたのは一卵性で1383組、二卵性で1933組
となりました。

ザ・ピーナッツは一卵性 同種がんの発症率は高くなる

では、双子の一方ががんを発症した場合、残る一方ががんを発症するリスクはどれくらい高くなるのでしょうか。

研究によればコホート全体の累積発症リスク(32%)と比較して、
・二卵性で5%
・一卵性で14%
高くなるとしています。

なお、遺伝性リスクの高いがんは、
・メラノーマ皮膚がん 58%
・前立腺がん 57%
・非メラノーマ皮膚がん 43%
・卵巣がん 39%
・腎臓がん 38%
・乳がん 31%
・子宮がん 27%
となっています。

伊藤ユミさんとエミさんは一卵性の双子。姉のエミさんをがんで亡くしたユミさんは、姉と同種のがんを発症するリスクが高かったことが分かります。

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