麻央 痛み止めが効かなくなったら危ない?

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骨転移の痛みのために昨年から再入院を続けている麻央さん。痛み止めを使用してないから痛いならともかく、痛み止めを使用しているのに痛いのだとしたら深刻な状況ではないかと心配になりますよね。

こんな、気になるコメントがありました。

痛み止めの量を増やしても
また痛みが増してきたり、

痛みは
心折れますね。
(2017月1月6日「痛み止め様」より)

麻央さんは痛み止めをしっかりと使っており、しかも量も増やしているのに痛みが取れず、むしろ痛みが増しているといっています。
痛み止めを増やしても痛みが取れないのだとしたら、これからどうなってしまうのでしょうか。

痛みの段階に応じて薬を変えていく

癌の痛みに対しては、痛みの強さに合わせて段階的に薬を変えていきます。

最初は歯痛などに使うアスピリンから始め、次に咳止めなどに使うコデインに移行。そして、さらに痛みが強くなったらモルヒネ、オキシコドン、フェンタニルといった一番強い薬を使います。

問題はとっくに一番強いモルヒネなどを処方する段階入っており、その上、量を増やしても痛いが引かない場合です。

そうしたときにどうするかというと、答えは意外にシンプルでした。

さらに量を増やす、
という対処をするのです。

しかし、そんなふうにどんどん量を増やしていけば際限なく増えてしまうようにも思えます。大丈夫なのでしょうか?

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モルヒネは量を増やしても問題ない?

癌で使用する痛み止め、特にモルヒネには都市伝説レベルの情報が出回っています。

「モルヒネは最後の手段であり、使い始めたら死期が近い」

「モルヒネは痛みを取り除く半面、体力を奪っていき、死期を早める」

「モルヒネは安全に痛みを取れる便利な薬だが、体が慣れてしまうと効かなくなり、最期には痛み止めの手段が無くなる」

このような意見を聞いたことはないでしょうか?  私自身も、使わずに済むのなら、あるいは我慢できる範囲なら、モルヒネはできるだけ使わない方が良い薬のようなイメージを持っていました。しかし、医療現場の常識は違います。「我慢しない」ことが何より重要で、適切な薬の使用によって苦痛を取り除き、ぐっすり眠れていたずらに気力や体力を消耗しないように努めるのです。

がん情報サービスHPでは、モルヒネをどこまで増やせるかについて、個人差があるとした上で次のように記しています。

今までに一番多くモルヒネをのんでいた人の1日量は粉薬で5000mgを越えています。MSコンチン30mg錠に換算すると、160錠以上にもなります。また、アンペック(R)20mg坐剤なら250個にもなります。

MSコンチンという薬は一般的には1日1~4錠程度を2回に分けて服用するそうです。上の例ではこの数十倍の量まで増やしています。麻央さんは量を増やしてもまた痛みが増してきたとコメントしていましたが、どのレベルで増やしたのかが問題です。こればかりは情報がないので何ともいえませんが、少なくとも上の例ほどには増やしていおらず、まだまだ増量の余地があるのではないでしょうか。

いずれにしても、「モルヒネは最後の手段」、「死期を早める」、「慣れると効かなくなる」などの意見は科学的に否定されており、従って、麻央さんの「量を増やしても痛みが増す」発言にそれほど悲観する必要はないことが分かります。

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しかも、痛み止めは途中で止められる

「モルヒネは、一度やりだしたら引き返せない」などと、まるで薬物中毒のように言われることがありますが、これも間違ったイメージです。

痛みを引き起こしている腫瘍が消失するなど、痛みの原因がなくなれば薬の量を段階的に減らしていき完全に止めることができます。がん情報サービスHPでは、「約3週間で安全に止めることができる」としています。

実は、麻央さんはこれに近いことを既に試みていたかもしれません。麻央さんは昨年、放射線治療を受けるのに合わせ、一度サプリメントや薬の服用を止めてリセットすると述べていたからです。放射線治療を受ける前の麻央さんはコンディションが良く、痛みを訴えてはいませんでした。9月の外科手術、そして11月の放射線治療というかたちで体内の腫瘍の排除に努めており、その上体調も良いとあって、「今なら痛み止めを止められる」と判断したとしても不思議はないでしょう。

実際には、放射線治療後に強い痛みが出たために再入院し、現在に至っています。この結果はとても残念なことではあります。

ただし、痛みに対して、麻央さんにはまだ選択肢が残されているということを強調しておく必要があるでしょう。
ひとつは、ここでふれた薬の増量、そしてもうひとつは、麻央さんが心待ちにしているとブログで語った緩和のための放射線治療です。

麻央さんは、残念ながら痛み止めを止められるまでには改善していないことが判明しました。しかし、だからといって、痛み止めの手段がないほど悪いというわけではないのです。

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