梅宮辰夫 十二指腸がんに関する会見開く
俳優の梅宮辰夫さんが週刊新潮で十二指腸がんであることが報道されたのを受け、9月7日に長女である梅宮アンナさんが緊急記者会見を開くそうです。
※緊急会見の結果、梅宮辰夫さんは「十二指腸乳頭部がん」であることが分かりました。
梅宮辰夫さんの病状については会見を待たなければなりませんが、ここでは十二指腸がんの基本的な性質について見てみましょう。
梅宮辰夫 の十二指腸がんは非常に稀ながん
十二指腸がんは同じく消化器のがんである胃がんや大腸がんに比べて話題になることが少ないように感じます。それもそのはず、十二指腸がんががんの中でも非常に稀ながんで、「希少がん」に分類されます。
希少がんセンターHPによれば十二指腸がんの発生率は、
0.06~2.9%とされ、非常に低いことが分かります。
十二指腸がんはポリープが癌化するケースが多い
ポリープに中にはがんと関係ないものもあれば、癌化する危険性のあるものもあります。例えば、胃にポリープができることは少なくありませんが、胃にできるポリープが癌化することはほとんどないと考えられています。検診で胃にポリープが見つかったとしても再検査となることは稀です。
一方、大腸に関してはポリープが癌化することが分かっています。大腸内視鏡検査でポリープが見つかると、検査時に予防的な切除を選択することがあります。ポリープが大腸がんに発展することを防ぐためです。また、大腸にポリープがたくさんできやすい人は、大腸がんを発症する可能性が比較的高いと考えられています。
そして、十二指腸がんはというと、胃のポリープのような癌化しないタイプではなく、大腸のポリープのように癌化するタイプだといえます。
十二指腸ポリープや十二指腸がんには痛みなどの症状が出ないので、検診よって発見する必要があります。がんの経験がある梅宮辰夫さんは年に3回程度検診を受けていたそうです。それによって早期発見につながったのだとすれば、早期がんである可能性も期待できるでしょう。
梅宮辰夫 十二指腸乳頭部がんは手術負担が最大級!? 生存率は?