小林麻央と北斗晶の共通点
小林麻央さんがブログを更新し、乳がん発見時のいきさつを語っています。
人間ドックで「乳がんの可能性は五分五分」と診断された小林麻央さんですが、再検査での診断結果は、乳がんと考えられるものではない、授乳期に特有のしこり、というものでした。
結果的に乳がんだったわけですから、このときの再検査が誤診だったかどうかが気になるところです。それにしても人間ドックを受けていて、疑わしいという診断まで出ていたのに早期治療につながらなかったのは非常に残念ですよね。
※小林麻央さんが自分でしこりに気づいたのは再検査から半年以上が経過した2014年10月。パチンコ玉のような感触に愕然とします。
【関連】小林麻央「パチンコ玉」が危険な理由 ステージは?
そこで思い起こされるのが北斗晶さんのケース。北斗晶さんも定期的に検診を受けていたにもかかわらず早期発見できませんでした。その点では2人には共通したところがあります。ただ、小林麻央さんと北斗晶さんでは、早期発見にいたらなかった理由が異なっています。
誤診か見落としか
北斗晶さんは乳がん検診に積極的で、マンモグラフィと超音波検査の両方を定期的に受けていました。いずれの検査でも異常なしでしたが、胸にチクリと痛みを感じた北斗晶さんがあらためて検査を受けると、ステージ2Bの乳がんであることが判明しました。
小林麻央さんは夫の海老蔵さんと人間ドックを受け、たまたま左乳房に腫瘤があることが判明し再検査を受けることになりました。
北斗晶さんの乳がんは進行が非常に速い特殊なタイプだったといわれています。おそらく、検診時にはしこりが小さすぎて見つからなかったと思われます。
一方、小林麻央さんの場合は人間ドックで「乳がんの可能性は五分五分」とはっきりと診断されています。小さくて見つからなかったわけではありません。北斗晶さんの場合はしこりがあるかどうかが不明でした。小林麻央さんの場合はそれが乳がんかどうかはさておき、しこりがあることは最初からはっきりしていたのです。
※さらに9月14日付けのブログで脇にもしこりがあったことが判明
小林麻央 脇にも転移! リンパ節転移と遠隔転移の違い
そのため北斗晶さんのケースでは医師の見落としという可能性は議論されましたが、「誤診」という言い方はされていませんでした。そして、進行の早い乳がんだったことを考えると検診時での発見は難しかったのではないか、という見方が大半だったと思います。
小林麻央 しこりは北斗晶より大きかった?
北斗晶さんの場合は、検査を受けても乳がんのしこりはまだ映っていないか、映っていても判別できない段階だったのでしょう。
それに対して小林麻央さんの場合は、検査ではっきり映るほど、ある程度の大きさのしこりになっていたと思われます。実際、再検査の際に医師は、「このしこりですね」と麻央さん自身が気づかなかったしこりを指摘したといいます。つまり、触診でもしこりと分かる程度の大きさだったということです。
北斗晶さんは検診の挟間をぬうようにして乳がんが急激に成長したと考えられます。しかし、証言から推測するに小林麻央さんの乳がんは急激に成長したわけではないとのでしょう。北斗晶さんのケースとは違い、最初に見つかった段階である程度大きかったものと思われます。
再検査で乳がんと診断されなかったために治療の開始が遅れたことは間違いないでしょう。乳がんのしこりは9カ月~10カ月かけて倍になるそうです。小林麻央さんの治療の遅れはだいたいこの期間の範囲におさまるものと思われます。この間、ある程度大きくなったと推定されますが、そのことで乳がんが急激に進行したのかどうかは別問題。
果たして、この治療開始の遅れが予後に決定的な影響を与えるものだったかどうか。
これについては、小林麻央さんの今後の公表を待たなければならないでしょう。