元光GENJIの大沢樹生さんと女優の喜多嶋舞さんの長男が、大沢さんの実子ではないことを認める判決が話題となっています。
喜多嶋さんは以前、酔った際に「長男の父が別の男性」であることを明かしたそうです。大沢さんは2013年2月に自身と長男の細胞を採取してDNA鑑定を行いました。結果は、「親子関係である可能性は0%」。DNA鑑定などというものは、さぞかし手続きが面倒でお金もかかるのだろう、と思って試しに検索してみたところ……。
19,800円コースからあったDNA鑑定
閲覧したのは「DNA鑑定」でオーソドックスに検索して出てくるサイトです。その内容は大沢さんが行ったものとは同じではないかもしれませんし、同サイトが業界内でどのようなポジションなのかも分かりません。しかし、DNA鑑定というものを知る上でひとつの参考にはなるでしょう。
なんと、価格は19,800円からありました。鑑定の精度の高いコースほど価格も上がり、4万円のコース、8万円のコースがありました。正直なところ、「こんなに安いんだ…」と思いました。
ことの重大さに比べた、費用の安さが印象的です。費用は、結果がもたらす重大さに合わせるのではなく、単に鑑定で使われる技術に見合った費用になっているのでしょう。
方法も簡単だった!
DNA鑑定は方法も簡単でした。
一般的な方法では次のように行うそうです。
・口腔内の頬の内側を綿棒で擦って細胞を採取し、細胞に含まれるDNAを抽出する
関係者が既に死亡している場合でも、
・抜歯、臍の緒、爪や病理標本と呼ばれるパラブロック、血液試料、組織試料で鑑定できる
生体試料などが残っていなくても、
・複数の血縁者間を検査することで亡くなった人のDNA型を推定して鑑定できる
DNA鑑定は随分簡単にできるのですね。もっとも、今回の判決においては、民法772条2項の、「婚姻から200日を過ぎて生まれた場合に夫の子と推定する」というルールが重要だったようです。2人の長男が生まれたのはちょうど婚姻成立から200日目だったため、民法の定める条件を満たしておらず、「嫡出推定の不存在」に当たるのだとか。
いずれにしても、親子関係を認めるか認めないかで、実際にDNA鑑定が参考にされるケースが出てきました。こうしたことが一般化すれば大きな混乱は避けられない気もするのですが、果たしてこれは良い変化なのでしょうか? 悪い変化なのでしょうか?
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