小林麻央 手術で根治を目指していた!
小林麻央さんは肺と骨に遠隔転移のあるステージ4。通常であれば症状の緩和と延命のために治療を行い、がんを治すための治療は行われない段階です。しかし、小林麻央さんは手術を行い、「根治」を目指すことを宣言しています。
小林麻央さんが受けた手術は、おそらく乳がんとリンパ節転移を切除する「局所コントロール」だと考えられています。ステージ4であることを考えると、がんの治療目的ではなく、症状を軽減してQOL(生活の質)を高めるための手術であると考えるのが妥当でしょう……。
現在の治療のスタンダードでは「ステージ4で手術をしても予後は変わらない」「手術にともなう苦痛や体力低下を考えると、無理をして手術を行うメリットは少ない」と考えられています。しかし、これとは異なる考え方も出てきており、どちらが正しいとも正しくないとも言い切れないのが現状のようです。
小林麻央 ホルモン療法でコントロールできれば抗がん剤をやめられる?
小林麻央さんの乳がん治療といえば抗がん剤です。「タキソール」という薬の名前もブログで公表されています。ステージ4であることを考えると、通常なら症状の緩和や延命目的の投与と考えるのが妥当。しかし、小林麻央さんは「根治」を宣言しており、実際に手術を成功させています。そうなると、抗がん剤投与の意味合いも変わってきます。
ステージ4では通常行われることはありませんが、ステージ3以下では腫瘍を抗がん剤であらかじめ小さくしてから手術をするという方法があります。これを術前化学療法といいます。小林麻央さんが抗がん剤を術前化学療法に準じたものだとすると、手術が成功した今、いったんその役割を果たしたとも考えられるのではないでしょうか。ここで注目すべきは、小林麻央さんの乳がんがホルモン療法が効くタイプだと推測される点です。
抗がん剤の使用が症状のコントロールのためだとするなら、今後も持続的なコントロールのために抗がん剤は必須となるでしょう。しかし、抗がん剤の使用が腫瘍の縮小だったのなら、術後のコントロールはホルモン療法に切り替えるという選択肢もあるでしょう。
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一般的にステージ4のコントロールにおいては、ホルモン療法が効くならできるだけホルモン療法だけで粘るのだそうです。ホルモン療法にも副作用はありますが、抗がん剤の副作用の方がはるかに大きいからです。患者を抗がん剤の強烈な副作用から解放する意味、そして、抗がん剤をいよいよ症状が悪化したときのための手段としてとっておくという意味で、ホルモン療法だけで済むならその方がよいという考え方。
小林麻央さんは長い間抗がん剤治療を継続し、副作用と闘ってきました。手術が成功したことで抗がん剤の役割が終わったと判断されれば、そうした副作用からの解放も期待できるのではないでしょうか。ちょっと希望的な見方かもしれませんが、本当にそうなって、より良いコンディションで運動会に行けたらいいですよね。