小林麻央 抗がん剤お休みで眉毛・まつ毛が復活
小林麻央さんが手術後に抗がん剤を中止していたことがわかりました。抗がん剤には脱毛が伴うことが知られていますが、抗がん剤をお休み中の麻央さんにははやくも眉毛・まつ毛が生え始めているといいます。
小林麻央さんは、
眉毛は、
顔の「元気度」に大切な部分だと
再確認しました。
とコメントしています。
抗がん剤の中断にはどのような意味があるのか見てみましょう。
小林麻央 抗がん剤中断のネガティブ面
小林麻央さんが抗がん剤をお休みしたことのポジティブ面を見る前に、ネガティブ面の可能性についても確認しておきましょう。実は、抗がん剤中断のネガティブ面は、ベルーガクリニックHPで指摘されていました。
それによると、
・局所コントロール(手術)に合わせて抗がん剤を中断した
・中断の理由は、抗がん剤が効かなくなってきているから
・手術も腫瘍を完全に切除できているわけではなく、取れるところだけを取った
・手術にともない抗がん剤を中断することで余命は短くなる恐れ(※現在は削除されていますが、12月までは厳しいとしていました)
この観点で注目すべきは、抗がん剤の中断が「効かなくなってきているから」というネガティブな要因であるとしている点。そして、不十分な局所コントロールとセットで考えられており、予後に悪影響を与えるとしている点です。
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小林麻央 抗がん剤からホルモン療法に移行できるルミナールタイプ?
小林麻央さんの抗がん剤中断をポジティブなものだと考えるには、局所コントロールの手術をポジティブに評価することが大前提になります。
つまり、局所コントロールが想定されていた目標をクリアーしているために、抗がん剤が必要なくなったという見方。
局所コントロールが上手くいったケースというのは、要するに術前の抗がん剤によって腫瘍が手術可能な程度まで小さくなり、手術によって実際に取り除くことができたということ。この場合、抗がん剤の役割はあくまでも手術前の腫瘍の縮小にあるので、手術が達成されればこれを継続する理由もなくなります。
もう一つ注目すべき点は、小林麻央さんの乳がんが「ルミナールタイプ」の可能性が高いこと。ルミナールタイプとはホルモン療法が有効なタイプで、反面、抗がん剤は効きにくい傾向にあります。小林麻央さんが局所コントロールによって乳腺と脇のリンパ節の腫瘍の切除に成功したのだとすれば、手術後は、再び腫瘍ができないように(局所再発しないように)薬による治療を継続する必要があります。このとき、ルミナールタイプではホルモン療法を選択することができます。
ホルモン療法と抗がん剤の両方を用いることもできますが、この2つを比べると抗がん剤の方がはるかに副作用が強く、QOL(生活の質)に悪影響を与えます。そのため、抗がん剤なしでホルモン療法のみでのコントロールが可能ならそれにこしたことはないのです。抗がん剤はいざというときの切り札にとっておくことができます。
小林麻央さんの抗がん剤中断をポジティブにとらえると次のようになります。
・局所コントロールの手術が目標レベルに達している
・ホルモン療法だけでも術後のコントロールが可能な状態にある
・万が一、病状が悪化しても抗がん剤の選択肢が残っている
さて、問題は小林麻央さんの手術後の抗がん剤中断が良いニュースか、悪いニュースかです。ブログのニュアンスは非常に前向きなもののように感じられたので、ここではポジティブなものとして理解してよいように思います。