小林麻央の母親も乳がんだった
※家族性乳がんと遺伝性乳がんの内、遺伝性乳がんに関しては小林麻央さんが10月6日付けのブログで否定しています。小林麻央さんとその近親者の方々は遺伝性乳がんではありませんのでご注意ください。
小林麻央さんが母親について語りました。乳がんの告知を受けた日、子どもたちの面倒を見る約束をし、夫のところに行くように力強く言ってくれたそうです。
いつも強くて優しかった祖母や
強くて明るい母の血が
私の中には流れている
と思うと、底知れぬものに守られている
感覚に包まれるのだ。
9月24日「19 母の愛」より
小林麻央さんの力強さは、確かにブログを読んでいても随所に感じることができます。
ご自身がいうように、それも「母の血」によるものなのかもしれませんね。
ただ、「母の血」ということになると、乳がんになったこと自体と密接に結びついていることを見逃してはならないでしょう。
若くして発症しやすいのは家族性・遺伝性乳がん?
小林麻央さんは30代前半で乳がんを発症しています。これはかなり早いケースですよね。
若くして罹患する若年性乳がんは、家族性または遺伝性乳がんのケースが多いのだとか。
近親者の中に複数の乳がんまたは卵巣がんの既往のある人がいるのが「家族性」で、受け継いだ遺伝子の異常によって発症するのが「遺伝性」。米国のデータによれば、乳がん患者の5~10%が遺伝性乳がんなのだそうです。
遺伝性乳がんの大きな特徴は発症時期が早いこと。50歳までに乳がんを発症するリスクは、遺伝子異常を持たない人に比べて16~25倍にもなるといわれています。
小林麻央は遺伝性乳がんを否定 疑われる場合とは?
小林麻央さんが家族性乳がんであるかどうかは分かりませんが、母親も乳がんであったのならその可能性は高そうですよね(※遺伝性の可能性は10月6日のブログで否定されています)。
さらに、小林麻央さん以上に家族性の可能性が高い人がいます。小林麻央さんの長女にあたる麗禾(れいか)ちゃんです。意地の悪い指摘のように聞こえるかもしれませんが、母親である小林麻央さんが30代前半で乳がんを発症、祖母も乳がんの既往あり、ということになるとハイリスクとみなければならないでしょう。
なお、次の項目に1つでも当てはまると家族性・遺伝性乳がんが疑われるといいます。
・近親者に50歳未満で乳がんを発症した人がいる
・卵巣がんの近親者がいる
・血縁者に乳がんを2コ以上発症した例がある
・血縁者に男性乳がんの例がある
・乳がんになった血縁者が3人以上いる
・血縁者の中に、BRCAという遺伝性乳がんの遺伝子変異が認められた例がある
・乳がんのサブタイプが「トリプルネガティブ」の血縁者がいる
小林麻央さんファミリーに流れる女系の血は、聡明で力強い血なのは疑いようのないことですが、同時に乳がんリスクのある血である可能性もあります。10月6日のブログによって、小林麻央さんが遺伝性の乳がんである可能性は否定されていますが、近親者にがんに罹った人が多い場合や、上の項目に当てはまる人は用心するにこしたことはないでしょう。