小林麻耶 復帰の手ごたえ!?
小林麻耶さんが9月7日、8日と続けてブログを更新。その内容は、着実に健康を取り戻し始めており、復帰はそう遠くないと期待させてくれるものでした。
明らかに、ブログ立ち上げという麻央さんの積極的な行動と、麻耶さんの心境の変化はリンクしています。
妹の小林麻央さんのブログ立ち上げと呼応するようにして、麻耶さんもブログを更新し続け、しかも内容が非常にポジティブなものとあってファンにとっては嬉しい限りですね。
小林麻耶はうつ状態だったのか?
小林麻耶さんは9月8日付けのブログで、久しぶりにカプチーノを飲んだことを報告。
コーヒー大好き人間だったのですが、
倒れてから突然、
コーヒーが飲めなくなってしまったんです。不思議です。。
何でだろう?!そして、突然また、
飲めるようになりました。
何か生理的な理由でコーヒーを受けつけなくなっていたのか、それとも心理的なものなのか……。
うつ状態の症状のひとつに、これまで好きだったことに対して興味や関心をむけなくなる、というものがあります。
ひょっとすると小林麻耶さんはコーヒーが好きだったことも忘れ、求めなくなっていたのかもしれません。
何かを楽しむのは心に余裕がなければできないこと。
小林麻央さんの病気へのショックと看病に追われる日々で、小さなゆとりも持てないほどに追い込まれていたのでしょう。
それがある日突然、コーヒーを飲めるようになった。これまでのつらい日々との決別を暗示するような出来事ですよね。
小林麻耶の復帰は『癌の陰に隠れないで』の言葉がきっかけ
小林麻耶さんと小林麻央さん、2人の姉妹はほぼ同時にポジティブな方向に歩みはじめたようです。
そのエピソードは、『癌の陰に隠れないで』と題する小林麻耶さんの9月7日付けのブログで語られています。
『癌の陰に隠れないで』というのは、小林麻央さんに医師が送った言葉。これをきっかけに、小林麻央さんはブログをはじめました。
『癌の陰に隠れないで』という印象的な言葉が語られた病院からの帰り道、2人の姉妹にはすでに変化が生じていました。
麻耶さんは麻央さんに言います。
「まおちゃん、私も、癌の陰に隠れてた。癌の妹の姉というアイデンティティが私を支配してた」
小林麻耶さんはあまりにも麻央さん中心にものを考え、行動してきた。そのことに苦しんでいる自覚もないまま、ただ妹のことを悲しんでいた。その異常さについに気づいたのです。癌の妹の姉というアイデンティティに支配されるという異常さに。
小林麻耶さんがこのような自己分析を成し遂げたとき、既にそうした事態からの脱却が始まっていました。
「癌の妹の姉」はアイデンティティの全体ではなく、あくまでもアイデンティティの一部を占めるに過ぎないものへと変わり、
ここから小林麻耶さんは自分自身も大切にすること、小さな喜びを見つけ、その先に完全な復活があることを予感していたに違いありません。
小林麻耶の復帰を、妹の独立が後押しする
癌の陰に隠れるのではなく、自らを表現しはじめた妹の小林麻央さん。そのブログの閲覧者数はまたたくまに1位となりました。
人知れず闘病生活を送っていたとき、小林麻央さんのことを知っていたのは少数の身内だけ。それが今や、何十万、何百万という大勢の人が小林麻央さんの言葉に関心を向けています。これは身内にとっても肩の荷がおりた状態といえるかもしれませんね。
看病されるだけの、ひたすら受動的な存在は看護者を精神的に拘束しているともいえる。自己表現を始め、能動的な行動に移ることはいわば精神的な独立宣言でもあり、同時に看護者を精神的に解放することにもつながります。
これらのことは、『癌の陰に隠れないで』という言葉をきっかけに動き始めました。
妹は自分を表現しはじめ、姉は自分のことにも目を向けはじめる。
2人の姉妹のポジティブな変化に同時性が認められるのには、こうした背景があったようです。